色の色調とは?トーンについてわかりやすく解説します。

こんにちは!絵描きの川原です。

箔とアクリル画の作品

 

今回は色の色調(トーン)についてお話していきます。
前回は鉛筆を使ったトーンを解説しましたが、今回は色のトーンについて
お話していきます。
鉛筆のトーンは、最も明るい色とその中間の灰色、最も暗い色の3つついて
でしたが、色を加えるとさまざまな要素が含まれてきます。

色の色調トーンとは?①トーン


普段の生活の中で色を言葉で表すときには、薄い色や濃い色、明るい色や暗い色、鮮やかな色

濁った色といったように、その色の持つ印象や感じで表現しています。
例えばですが、そこには色相が違っても、薄い色や濃い色、明るい色や暗い色といったイメージの
同じ色があることに気が付くはずです。
このようにさまざまなイメージや印象が存在し、それは色相が違っても明度や彩度が似ていれば
共通して感じられます。
このような明度と彩度による日常的な色の感じ方をトーン(Tone)という概念で表しています。
トーンは色調(色の調子)とも呼ばれています。

 

色の色調トーンとは?②トーンの概念と分類


トーンとは、同じような印象やイメージをもつ明度・彩度の領域をまとめたものになります。

「明度と彩度を複合して捉えた概念」ということができます。
有彩色と無彩色のトーンがあり、有彩色は色相ごとに12種類に分類して、12トーン
無彩色はブラック(Bk)、ホワイト(W)を含めて5種に分類しています。

 

色の色調トーンとは?③トーンのイメージ


各トーンには、例えばビビッド(さえた)やブライト(明るい)、ペール(薄い)といったように、

それぞれのトーンの色のイメージを表す名称がつけられています。
さらに、それ以外にもトーンの色には共通するイメージがあります。
その代表的なものを示しています。

色の色調トーンとは?⑤トーンの領域


トーンの概念図では、縦が明度方向、横が彩度方向を表しています。

トーンには、おおよその明度・彩度があります。
下の図で表したのは、有彩色のトーンの明度・彩度の領域です。
例えば、pトーンは高明度・低明度領域のトーンになります。
また、彩度の領域が高いトーンはvトーンで、彩度の領域が最も低く、
明度の領域が最も低いのはdkgトーンということができます。

まとめ


今回は色のトーンについてお話ししてきました。

白黒のトーンだと最も明るい白と最も暗い黒、中間色の灰色が多いですが、
「色」のトーンとなるとかなり細かく細分化されることがわかります。
トーンを理解することで色の表現も幅広くなると思います。

では今回はここまでにします。
またほかの記事で会いましょう。

【色の分類】色の三属性についてわかりやすく詳しく解説します

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