【アクリル絵の具】「ホワイト」の種類とその特徴をわかりやすく解説します!

こんにちは!画家の川原です。

今回は【アクリル絵の具】「ホワイト」の種類とその特徴についてお話していきます。
白は絵の具で一番大事な色と言ってもいいかもしれません。
明るい不透明な絵の具を作るには白を混ぜます。
白がないと明るい色を作ることができないからです。

ではホワイトといっても一体どんなホワイトがあるのか比較してみました。

【アクリル絵の具】ホワイトの種類と特徴①チタニウムホワイト

【特徴】
①不透明な白
②混色すると白が勝つ
③明るさをハッキリと表現したいとき◎
④描き始めから仕上げまで使いやすい

覆い隠す力の強い不透明なホワイト。
下の色を消して、上から塗り重ねたいときなどに使いやすい絵の具です。
混色すると鮮やかさが失われやすいので、混ぜるときは一度に多く足すのではなく
元の色に少しずつ足すようにして混色すると絵の具を消費しすぎないです。
自分が出したい色に少しずつ調整しながらホワイトを足していくという感じです。
不透明なのでハイライトなどのコントラストを出したいときに使うと効果的です。
基本的にどのメーカーにもあります。
ほとんどの絵の具セットにほぼ入っています。

【アクリル絵の具】ホワイトの種類と特徴②ジンクホワイト

【特徴】
①透明感のある白
②混ぜても彩度が落ちにくい
③塗り重ねると深みが出る
④繊細な表現ができる

透明感のあるホワイト。
透明感があるので、覆い隠す力は弱いです。塗っても下の色が透けます。
他の色と混ぜても鮮やかさをそこまで下げずに鮮やかな明るい色を作りやすいです。
何度も塗り重ねて深みを出すような表現が得意です。
微妙な陰影や、明度の調整など繊細な表現の時に大活躍します。
私は絵描きを始めた頃、一番最初に白なら何でもいいやという安易な考えで
ジンクホワイトを買い、混色しましたが中々明るくならずに多めに消費したことがあります。
白にもいろいろ種類があるのだと学びました。
ミキシングホワイトも透明度が高い絵の具です。

【アクリル絵の具】ホワイトの種類と特徴③ガッシュホワイト

【特徴】
①とても不透明な白
②マットな質感
③線画が得意
④絵の具の伸びが良い◎
⑤厚塗りは△

すごく不透明なホワイト。
どのホワイトよりも下の色を覆い隠す力が強いです。
艶がないマットな質感でデザインなどでもよく使われる絵の具です。
学校などでよく使うポスターカラーとよく似ています。
水を加えると、絵の具の伸びがすごくよくなるのでクロスハッチングなどの線画に向いています。
盛りすぎるとひび割れする危険があるので、あまり厚塗りしすぎないようにしましょう!

※クロスハッチングとは
細かくあるいは粗く平行線を引き重ねていくとこで、絵に重厚感を与えることが出来る技法です。
また、それぞれ異なる方向を向いて描かれたハッチングを重ねて線を交差させていく描画法は、
クロスハッチングと呼ばれます。

 

まとめ

今回は【アクリル絵の具】ホワイトの種類と特徴についてお話してきました。
白にもいろいろな種類やその特徴があり、使い方次第で様々な表現ができるとても便利な絵の具です。
基本的にはチタニウムホワイトとジンクホワイトがあれば良いと思います。
ジンクホワイト等は絵を描いていくうえで少し弱めの白や明るさが欲しくなった時だけ
使うといった感じです。
白について気になる方は試してみてください!

では今回はここまでにします!
またほかの記事で会いましょう!
ではでは!

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