はじめまして!画家の川原と申します。
今回は「鉛筆画を描くための道具」について解説していきます。
鉛筆で紙に描いたり、絵の具でキャンバスの上に描いたりできますが、
あまり多くの画材を揃えなくても【鉛筆】があれば静物画、風景画、人物画などいろいろな絵が描けます。
私も実際にデッサンを学んで、いろいろな絵を描いてますが、最近は人物画を描くのにハマっています。
鉛筆の種類や特徴、消しゴムや練り消しの使い方などを理解すれば、写真のような絵を描くことも可能です!
今回解説する内容はこちらになります。
目次
1.初心者におすすめの鉛筆画の道具①鉛筆の選び方と種類、特徴について。
メーカーやブランドで選ぶ場合は?
「ステッドラー」や「ユニ」、「ハイユニ」などがありそれぞれ硬さ、柔らかさが異なるのも特徴です。
値段はステッドラーはやや高いです。ユニとハイユニでは50円ほどの差があります。
あまり鉛筆にコストをかけたくないよ!という方は、「ユニ」でもいいです。
鉛筆の特徴(硬さ)について
10H、9H、8H、7H、6H、5H、4H、3H、2H、H、HB ←数字が大きくなるほど硬い。
B、2B、3B、4B、5B、6B、7B、8B、9B、10B ←数字が大きくなるほど柔らかい。
とたくさんの種類があります。
10Hはすごく硬くて10Bはすごく柔らかいです。
H系は硬く、B系は柔らかいと覚えておきましょう。
これを全部揃える必要はありませんが、2H~4Bくらいまであれば十分です。
H系は鉛筆の粉などあまり出ずに、淡い色味の発色を出すことができます。、
B系は鉛筆の粉が多く出ますが、濃い発色になっていきます。
これは調子(トーン)と呼ばれるもので、色の調子のことです。
トーンについては別の記事で解説してあります。
ここまで鉛筆について解説してきましたが、私はH系の鉛筆を「ステッドラー」、B系の鉛筆を「ハイユニ」「ユニ」というように使い分けて描いています。
ステッドラー鉛筆 ハイユニ鉛筆
初心者におすすめの鉛筆画の道具②木炭
木炭は鉛筆ほど細かく描くというよりは、幅広く色を乗せるというような使い方をします。
また木炭は中に芯が入っていて、そのままでは使えないんです。芯が入っている状態だと芯が硬くて、紙に傷が入ってうまく描けません。
そこで「芯抜き」という道具を使って芯を抜いていきます。
また木炭で色を乗せたところをティッシュやさっ筆を使ってぼかすと結構薄くなります。
それを利用すると色味の調整をしやすかったり、いろいろな表現もできます。
初心者におすすめの鉛筆画の道具➂消しゴム
消しゴムはその名の通り、描いたものを消すものです。
ただ描いたものを消すというだけでなく、色を乗せたところを「明るく描き起こす」という使い方をします。
消しゴムにも種類はたくさんあり、電動消しゴムや、スティック型、ホルダー型の消しゴムもあります。
初心者におすすめの鉛筆画の道具④練り消し
練り消しは、柔らかくて形状も簡単に変えられます。消しゴムのように「しっかり消す」というよりは、鉛筆で描いたものを少し残して明るく描き起こすという使い方ができます。
形状も変えられるので、練り消しを細くしてピンポイントで明るく描き起こしたりできます。
また練り消しを強く押しつけたりすると薄く描き起こしたり、やさしく軽く押したりするとこで濃く描き起こしたりできます。
力の加減で自在に色味を表現できるすごくいい道具です。
初心者におすすめの鉛筆画の道具⑤さっ筆
さっ筆とは細かいところをぼかしたいときに便利な道具です。ティッシュを使ってでぼかそうとすると結構広い範囲をぼかしてしまいますが、さっ筆があれば細かいところまでぼかせます。
ティッシュを使っていると破れたり、手が汚れてしまうといったことがありますが、さっ筆を使うことで手も作品も汚さずに制作できます。
鉛筆画でグラデーションを表現したい場合は、必要不可欠な道具です。
初心者におすすめの鉛筆画の道具⑥鉛筆削り
鉛筆削りと言ってもいろいろな鉛筆削りがあります。
鉛筆をカッターを使って芯を長く細くするのもいいですが、なんとデッサン向けの鉛筆削りがあります。
「アスカ 鉛筆削り デッサンメイト PSL123 芯先最大19mm 調整機構付き」というデッサン向けの鉛筆削りです。
この鉛筆削りは、カッターで削ったように芯を長く細く削ることができます。
非常に便利で手にけがをすることもなく、時間もかけずに簡単に削れます。
初心者におすすめの鉛筆画の道具⑦ケント紙
デッサン用の紙です。画用紙といってもいろいろな種類があります。
ケント紙は表面の凸凹が少ないため、細かい描き込みなどができます。鉛筆画との相性もいいです。
机にそのままケント紙を置いて描くと紙がズレたりして描きづらいので、
木製パネルに紙の四隅を画鋲かマスキングテープで留めて描くことをお勧めします!
初心者におすすめの鉛筆画の道具⑧フェキサチーフ
デッサンなどで鉛筆や木炭を使用した場合、デッサン系の画材は絵の具などの画材とは違い、
定着力がかなり弱いです。指で擦ったりすると簡単にとれてしまいます。
描いたままにすると、鉛筆の粉が落ちて紙を汚してしまうことがあります。
描いた後は、デッサン用の定着材「フェキサチーフ」をかけておきましょう!
まとめ
今回は、「鉛筆画に使う道具について」解説してきました。
鉛筆画に使う種類も「油絵」、「水彩画」、「アクリル画」に比べて画材を多く揃える必要はないです。
あまりお金をかけずに、絵を描きたいなぁと思う方は是非チャレンジしてみてください!
鉛筆でも十分描けます。
私自身、鉛筆画やアクリル絵の具を使って絵を描いたりしてます。
鉛筆画には鉛筆画の魅力があり、アクリル画にはアクリル画の魅力があります。
では今回はここまで!
またほかの記事でお会いしましょう!
Great post.
Thank you.